Pitch Line

PitchLine とは
棚板や下穴のピッチ割を等間隔にしたいだけなのに、毎回電卓とメモ帳で計算していませんか。
そのたびに手が止まり、集中が切れ、たまに暗算ミスでやり直しになる——。
PitchLine は、板や材の全長・分割数・左右の余白から、ピッチ割と各位置をまとめて計算する、木工・DIY・溶接向けのピッチ割専用アプリです。
棚板のビス位置やダボ穴、金物の取り付けはもちろん、溶接時など、
「余白や板厚（材幅）込みで等間隔に並べたい」ときのピッチ割計算を一括して任せられます。
主な機能
・全長・分割数・左右の余白からピッチ割と位置を自動計算
板や材の全長（TOTAL LENGTH）、分割数（DIVISION）、左右の余白（MARGIN）を入力すると、
1ピッチの寸法と、端から見た各位置を自動で算出します。
電卓とメモ帳を行き来せず、ピッチ割に必要な数字の計算はすべてアプリに任せられます。
・板厚／材幅を差し引いた寸法でのピッチ割計算に対応
サイドパネルや棚板、鋼材フランジなどの板厚・材幅（THICKNESS）を差し引いた有効寸法でピッチ割を取りたいとき、
指定した板厚・材幅を考慮したピッチと位置をそのまま計算できます。
外寸しか分からない図面から、内側の寸法を基準にレイアウトや溶接ピッチを検討する場面で役立ちます。
・3つの基準面（REFERENCE：左／中央／右）と簡易ビュー
板厚・材幅を含めて表示しているとき、基準面（REFERENCE）として左端・中央・右端の3つから選べます。
ふだん自分が墨を打ったり、溶接位置を取っている基準に合わせて寸法を切り替えられるので、
サイドの板厚を含めた家具レイアウト検討や、鋼材の端部からのピッチ割にもそのまま使えます。
画面上には板・材と寸法線がシンプルな図として表示され、どこからどこまでを等間隔にピッチ割しているのかを直感的に把握できます。

こんなときに
・棚・収納まわりのレイアウトに
棚板のビス・ダボ・金物のピッチ割をきれいにそろえたいとき。
・家具・什器などの墨出しに
家具や什器で、部材を等間隔に並べたいとき。側板や桟のピッチ割をすばやく決めたいとき。
・溶接・鉄工のピッチ割に
ブラケットやボルト穴のピッチ割を現場でサッと出したいとき。
鋼材の端部から一定ピッチで穴あけ・溶接位置を決めたいとき。
・図面検討〜現場の「とりあえずピッチ出し」に
図面を引く前に当たりを見たいときや、現場で条件を変えてピッチ割を再計算したいとき。
メモ帳と電卓を行ったり来たりせず、スマホだけでピッチ割を確認したい場面に向いています。

使うメリット
・無駄な計算で集中を切らさない
図面や作業の手を止めて電卓を叩く時間を減らし、
レイアウトや納まり、溶接条件など「本当に考えたい部分」に集中できます。
・暗算や打ち間違いによる寸法ミスを減らせる
何度も計算して数値を書き写す作業が減ることで、
単純ミスによるやり直しや、材料・鋼材を無駄にしてしまうリスクを下げられます。
・電卓＋メモ帳で繰り返していたピッチ計算を、一度の入力で完結
これまで手計算でやっていた「全長−余白÷分割数」のバリエーションをすべてアウトソースでき、
ピッチ割計算にかけていた小さな時間とストレスをまとめて削減します。
・「全長と分割数を決める → すぐ答えを見る」というシンプルな流れ
操作が少ないので、思いついたタイミングでサッとピッチ割を確認できます。
作業場でも現場でも自宅でも、iPhoneひとつで同じワークフローを再現できます。